光の広がりによる見え方の違い

光の広がり（ 挟角、中角、広角 ）や配光曲線の形により光の使い方や見え方により印象も変わります。

●　広配光（ワイド） の場合は、 リビングのシーリングライトの様に空間全体を明るく照らす光。

●　狭配光（スポット）の場合 は、展示品を照らすスポットライトの様に特定の場所を強調する光。

●　カットオフ配光 の場合は、道路灯の様に不要な場所を照らさないように制御する光。　

など

様々な配光の種類が あります。ここでは、光の広がりにより『 空間 』や 『 物 』見え方の違いについて解説

いたします。又、配光による光イメージの違いを理解する事で図面から読み取れるイメージや打合せ時

の共有ツール として活用願えたらと思います。

① 配光による物の見え方について

店内ディスプレイ や ショッピングセンターのVP(ビジュアルプレゼンテーション)、什器照明など

 様々な用途で照明効果として求められているのが重点照明です。

特に物販店や商業施設などでは、商品を人の目に入りやすくし、商品の印象を作り 又、導入効果を促す

上で照明効果として求められるます。

重点照明の効果の見せ方としては、周辺照度と対象物に対する照度の対比により見え方・対象物の

印象に差が異なります。明るさの対比においては、運営目的や求める効果にも対比は、異なりますのでその点

を考慮して見え方の検討をして頂けたらと思います。

配光別による見え方シミュレーション

②  空間における明るさの見え方

ここでは、照明器具の配光による空間の雰囲気の違いをシミュレーションとしてまとめました。

特に、床面や机上面に対する見え方だけでなく、壁面の見え方も変わります。

又、照明器具や配光曲線、器具効率によっても器具周辺の明るさと器具直下との照度差により床面や机上面

そして、壁面に対しても明るさ感は異なります。

配光曲線の捉え方

配光曲線によって器具直下だけの配光だけでなく、直下優先の配光曲線の他にフラットな配光曲線 や 均一的に

明るさを作る配光曲線などいろいろなタイプの配光曲線があります。

配光曲線になると数式など難しいイメージがあると思いますが、どのような光で光が広がるのかをイメージする

上では、配光曲線は参考になると思います。

その上で下記の照度シミュレーションを見て頂けたらと思います。

主な配光曲線の種類

機種別による照明シミュレーション

ここからは、単体の照度シミュレーション と 曲線の照度シミュレーションをまとめました。

配光の種類により床面・壁面に対する照度分布の違いだけでなく、輝度分布もまとめました。床・壁・天井

の反射率により、異なりますが基準の反射率で照度と輝度でどのように違うのかの違いも確認頂けたらと

思います。

※ 照度・輝度については、照明用語を確認頂けたらと思います。

グレアレスダウンライト　照明シミュレーション

【 　配光シミュレーション　 】